小児歯科
お子様の治療は、一度トラウマができてしまうと継続が困難になります。
まずは親しみがもてるよう、受付横にはキッズコーナーを設置。子育て経験のあるスタッフが優しく対応します。
当院では小さいうちから健診や予防処置を行い、むし歯に限らず歯並びや咬み合わせの疑問にもお答えします。
保護者の方とも綿密なコミュニケーションをとることで、お子様が進んでお通いいただけるような環境つくりを目指します。


子供の歯は6ヶ月頃から下の前歯が生え始め、2歳半ごろに20本生えそろいます。離乳食が始まったら、お箸やスプーン・コップなど、お子様専用のものを準備しましょう。(ご両親のむし歯菌をうつさないために)
またむし歯菌のエサとなる糖分がお口の中に入ることで、むし歯になるリスクが高くなります。スプーンをもってお食事できるようになったら、歯ブラシももたせてあげましょう。
そのタイミングが定期健診、予防処置のタイミングとも言えると考えます。
これはともに生活をするご家族の中にむし歯菌を持っている人がいると、スプーンやお箸といった食器を介して赤ちゃんのお口に菌が運ばれます。
また離乳食がはじまり、間食でおやつやジュースを飲むようになると、むし歯菌のエサとなるショ糖がお口の中に入ります。
むし歯菌と糖分、この二つがそろった時に酸がうまれ歯に穴を開けるのです。
当院では4ヶ月に1回のフッ素塗布をお勧めします。
(稲城市在住で医療証をお持ちの方は、就学前乳幼児は無料、小学生は200円で受けられます)
生えたての乳歯や永久歯は未成熟で不安定。
フッ素は歯の成分と結合しフルオロアパタイトという強い結晶構造となって歯を丈夫にします。またお食事後、お口の中は酸性に傾きますが唾液の自浄作用で中性に戻ります。
間食を取り続け常に酸性の状態が続くと、むし歯になりやすくしかも進行が早いので、削って治すリスクが高くなります。表面的に溶けてしまった程度のむし歯は、フッ素が歯を再石灰化、深刻な虫歯になるのを避けられます。さらにフッ素には抗菌作用があり、むし歯菌の活動そのものを抑制してくれます。
フッ素入り歯磨き粉は、効果が確かなものをお選び下さい。
むし歯予防にはフッ化物配合歯磨材とフッ素洗口がありますが、当院ではフッ化物配合歯磨剤を勧めています。
歯を強くする効果のあるフッ化ナトリウム(NaF)が、ある程度の濃度がないと効果が見込めません。当院ではチェックアップ、ホームジェルをお勧めしています。
間食は一度にあげましょう。むし歯菌のエサとならない代用甘味料を使用したおやつもお勧めします。
むし歯予防のためには砂糖の摂取を制限することがとても重要です。
しかし、特に子供は旺盛な発育を維持するために多くのエネルギーを必要としますが、胃の大きさがそれほど大きくなく、一回に食べる量も少ないので、どうしても間食が必要です。間食は一度に十分あげて下さい。
唾液の自浄作用で、お口の中が中性になるまで食べ物を口にしなければ、リスクは下がります。
また日ごろから、むし歯菌のエサとならない代用甘味料を使用したおやつを選ぶこともおすすめします。
当院では100%キシリトールでできたガムとラムネを販売しています。(キシリトールはむし歯菌の活性を下げる働きがあります。)